私たちが生活している中で字はわかるけれども読めない漢字と遭遇することがあるでしょう。
ただ、この漢字が覚えていないと何かと生活で困ることもあるため、理解しておくといいです。
中でもここでは「木へんに困(梱)の読み方や意味は?木へんに焦(樵)の読み方や意味は?木へんに子(李)の読み方や意味は?木へんに昆(棍)の読み方や意味は?」について訓読みと音読み別に解説していきます。
木へんに困(梱)の読み方や意味は?
まず、木へんに困(梱)の読み方や意味について確認していきます。
木へんに困と表記する漢字の「梱」の読み方は、
・音読み:こん
・訓読み:こうり、こり、しきみ
と読みます。
この漢字は木へんに「とじこめる」の意の「困」が合わさって、出入り口にしきりをして内部に閉じ込める木「しきみ」の意味を表します。
また、「たたく」、「そろえてしばる」の意味も持ちます。日本固有の意味として「こり、こうり」と読んで、「竹や柳で編んだかご」また、「包装した荷物やそれを数える言葉。」を表します。
荷づくりをする「梱包」という熟語も日本固有の表現です。梱包(こんぽう)の梱(こん)で覚えておくといいでしょう。とても似た漢字にのぎへんの「稇」があるので注意しましょう。
木へんに焦(樵)の読み方や意味は?
次に、木へんに焦(樵)の読み方や意味について確認していきます。
木へんに焦と表記する漢字の「樵」の読み方は、
・音読み:しょう
・訓読み:きこり、きこ(る)、こ(る)
と読みます。
この漢字は木へんに火に当てて焼くの意の音符「焦」が合わさって、たきぎをとるの意味を表します。そこから山林の樹木を伐採することを業とする人「きこり。そまびと。」、「たきぎ。まき。」、「木を切る。山から木を伐り出す。」の意味を持ちます。
この漢字も音符「焦」と同じ音読み「しょう」なので、覚えやすいですね。
木へんに子(李)の読み方や意味は?
続いて、木へんに子(李)の読み方や意味についても確認していきましょう。
木へんに子と表記する漢字「李」の読み方は、
・音読み:り
・訓読み:すもも
と読みます。
この漢字は厳密に言うと木へんではなく「木」が冠部に来るのですが、「木」とこどもの象形「子」が合わさって、実のたくさんなる「すもも」を意味します。すももはバラ科の落葉高木の果樹で、春に白い花をつけ、晩夏に酸味のある実をたくさんつけます。また、「裁判官。法官。獄官。」、「つかい。使者。」の意味もあります。
この漢字を使った四字熟語に「桃三李四(とうさんりし)」という言葉があります。桃は3年、李は4年の月日を経て実を結ぶことから物事を成就するにはそれに応じた時間がかかるということを意味しています。この言葉も漢字とともにぜひ覚えておきましょう。
また人名用漢字に分類され、子どもの名づけにもよく使われる人気の漢字の一つでもあります。
木へんに昆(棍)の読み方や意味は?
最後に、木へんに昆(棍)の読み方や意味について確認していきます。
木へんに昆と表記する漢字「棍」の読み方は、
・音読み:こん
・訓読み:つえ、ぼう、わるもの
と読みます。
この漢字は木へんに足の多いこん虫の象形の音符「昆」が合わさって、多くの木を束ねるの意味を表します。そこから「つえ、ぼう」、「たば。束ねる。」の意味があります。また、「わるもの。ならず者。無頼の徒」も表します。
この漢字も音符「昆」と同じ音読みの「こん」なので、覚えやすいですね。
まとめ 木へんに子(李)の読み方や意味は?木へんに昆(棍)の読み方や意味は?
ここでは、木へんに困(梱)の読み方や意味は?木へんに焦(樵)の読み方や意味は?木へんに子(李)の読み方や意味は?木へんに昆(棍)の読み方や意味は?について解説しました。
どれも難しい漢字のためこの機会に理解しておくといいです。
さまざまな漢字の意味や読み方を理解し日々の生活に役立てていきましょう。
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