私たちが生活している中で字はわかるけれども読めない漢字と遭遇することがあるでしょう。
ただ、この漢字が覚えていないと何かと生活で困ることもあるため、理解しておくといいです。
中でもここでは「木へんに冬(柊)の読み方や意味は?木へんに早い(桿)の意味や読み方は?木へんに羽の漢字の栩の意味や読み方は?漢字の木へんにふるとり(椎)や意味や読み方は?」について訓読みと音読み別に解説していきます。
木へんに冬(柊)の読み方や意味は?
それではまず木へんに冬の漢字「柊」の読み方について確認していきます。
木へんに冬と記載する漢字の「柊」の読み方は
・音読み:しゅう
・訓読み:ひいらぎ
と読みます。
この柊の意味としては、冬に花を咲かせるもくせい科の常緑高木の「ひいらぎ」を表します。ひいらぎは葉が堅く、光沢があり、ふちに鋭い棘のある植物です。
クリスマスの飾りによく使われている棘のあるあの葉っぱはこの木の葉っぱであることも多いです。
漢字のつくりの部分の「冬」は糸の最後の結び目の部分の象形で、1年の終わりの季節です。そして、ひいらぎの花は11~12月に花を咲かせます。冬に花を咲かせる木が「ひいらぎ」と覚えましょう。
木へんに早い(桿)の読み方や意味は?
続いて木へんに早い(桿)の読み方や意味についても確認していきましょう。
木へんに早いと記載する漢字の「桿」の読み方は
・音読み:かん
・訓読み:たて、てこ
と読みます。
この桿の意味としては、さお状の棒のことを指します。
普段目にするものから想像すると、釣り竿(桿)や手すりが目に浮かぶ方も多いと思います。
この漢字が使われた熟語を見ていくと、航空機の補助翼や昇降舵 を操作するハンドルの「操縦桿」や形が棒状や円筒状の細菌の「桿菌」は既にご存知かもしれません。それらをイメージするとさらに分かりやすいでしょう。
木へんに羽(栩)の読み方や意味は?
次に木へんに羽の漢字「栩」の読み方について確認していきます。
木へんに羽と記載する漢字の「栩」の読み方は
・音読み:く
・訓読み:くぬぎ
と読みます。
この栩の意味としては、ぶな科の落葉高木の「くぬぎ」を表します。くぬぎには様々な表記が存在し、椚、櫟、椡、椢を始めとした漢字で表されています。くぬぎは人家に近い雑木林の代表的な樹種の1つであり、それだけ人々の生活に溶け込んでいた木であると言えるでしょう。
この栩の漢字は「羽」のように葉の落ちる「木」と覚えましょう。
また、飛ぶ羽のように生き生きとして自由で愉快、嬉しげな様子を「栩栩然(くくぜん)」と言うので、併せて知っておくと便利です。詳しく知りたい方は、荘子の「胡蝶之夢」を調べてみるといいでしょう。
木へんにふるとり(椎)の読み方や意味は?
さらに木へんにふるとりの漢字「椎」の読み方について確認していきます。
木へんに羽と記載する漢字の「椎」の読み方は
・音読み:つい、すい
・訓読み:しい、つち
と読みます。
この栩の意味としては、物をたたく道具「つち」、からだを支える「せぼね」、秋にどんぐりをつけるぶな科の常緑高木の「しい」などがあります。
大型の金づちやハンマーのことを「鉄椎」と言います。
また、背骨の一部の名称「脊椎・仙椎・腰椎」と言い、こちらは聞いたことがあるのではないでしょうか。
そして、私たちに馴染みのあるしいたけは、漢字で「椎茸」と表記されます。現在は菌床栽培が盛んになったものの、もともとは椎の木などの枯れた部分にきのこの胞子がついて成長したものがしいたけです。
このように「椎」は、その使われ方を見てみると実はとても身近にある漢字の1つなのです。
まとめ 木へんに羽(栩)や木へんにふるとり(椎)や意味や読み方は?
木へんに冬(柊)の読み方や意味は?木へんに早い(桿)の意味や読み方は?木へんに羽の漢字の栩の意味や読み方は?漢字の木へんにふるとり(椎)や意味や読み方は?について解説しました。
どれもなかなか読みにくいものですのでこの機会に理解しておくといいです。
さまざまな漢字を覚え日々の生活に役立てていきましょう。
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