私たちが生活している中で字はわかるけれども読めない漢字と遭遇することがあるでしょう。
ただ、この漢字が覚えていないと何かと生活で困ることもあるため、理解しておくといいです。
中でもここでは船へんに公(舩)の読み方は?船へんに由(舳)の読み方は?船へんに方(舫)の読み方は?船へんに倉(艙)の読み方は?について訓読みと音読み別に解説していきます。
船へんに公(舩)の読み方は?
それではまず、船へんに公の「舩」の読み方について確認していきましょう。
船へんに公と記載します「舩」の読み方は
・音読み: せん、ぜん
・訓読み:
と読みます。
「舩」は、船の異字体にあたります。印刷では「船」ですが、手書きで記載するときに後半の「口」を「ム」と省略して書かれた字体になります。昔は「ム」と書いても「口」のことだと融通を利かせて読んだのでしょうね。
船の異字体でですが、読み方は「せん」ないし、濁った読み方の「ぜん」のふたつになります。船へんがついていますので、部首が読めれば答えに結びつきやすいと思います。
船へんに由(舳)の読み方や意味は?
続いて、船へんに由(舳)の読み方や意味について確認していきましょう。
船へんに由と記載します「舳」の読み方は
・音読み:ちく、じく、ゆう、ちゅう、ゆ、じゅ
・訓読み:かじ、とも、へさき
と読みます。
船へんがついているので、船に関わる漢字だと想像しやすいです。音読みの場合、読み方が多様なので覚えにくいですが、良く使われる読み方が「ちく」「じく」なので、このふたつをおさえて覚えておけばいいでしょう。
訓読みは、船の部位や役割そのものを表す言葉になっています。
「かじ」は、船の進路を定める機関のことです。
「とも」は、船の後部、船尾をさしています。
「へさき」は、船の前部、船首をさしています。
同じ漢字なのに、読み方が変われば意味する船の部位が逆に転じるのがおもしろいですね。
船へんに方(舫)の読み方や意味は?
次は、船へんに方(舫)の読み方を確認しましょう。
船へんに方と記載します「舫」の読み方は、
・音読み: ほう、ぼう
・訓読み:ふね、もや(う)、もやいぶね
と読みます。
つくりに「方」が入っているので、音読みの「ほう」「ぼう」は覚えやすいです。
対して訓読みは、「ふね」以外は独特な読み方になっています。
「もや(う)」とは、船を陸地につなぎとめることや、船と船を縄や網などでつなぎとめることを意味しています。
「ふね」と「もや(う)」を覚えられれば、二隻の船をつなぎ合わせた船そのものを意味する「もやいぶね」という読み方にも結び付きやすいでしょう。
船へんに倉(艙)の読み方や意味は?
船へんに倉と記載します「艙」の読み方は
・音読み:そう
・訓読み:ふなぐら
と読みます。
つくりに「倉」の字がついていますので、音読みで「そう」と。また、「船」へんと組み合わさっているのでふたつをそのまま「ふなぐら」と読めば訓読みになるので、どちらの読み方も覚えやすいでしょう。
漢字の意味も、字体そのままで考えればいいですね。船内にある、客や貨物を積む部屋、船内にある仕切られた部屋、という意味になっています。
まとめ 船へんに方(舫)や船へんに倉(艙)の読み方は?
ここでは船へんに公(舩)の読み方は?船へんに由(舳)の読み方は?船へんに方(舫)の読み方は?船へんに倉(艙)の読み方は?について解説しました。
どれも難しい漢字のためこの機会に理解しておくといいです。
さまざまな漢字の意味や読み方を学び、日々の生活に役立てていきましょう。
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