私たちが生活している中で字はわかるけれども読めない漢字と遭遇することがあるでしょう。
ただ、この漢字が覚えていないと何かと生活で困ることもあるため、理解しておくといいです。
中でもここでは日へんに西(晒)の読み方は?日へんに告(晧)の読み方や意味は?日へんに王(旺)の読み方は?日へんに愛(曖)の読み方や意味は?について訓読みと音読み別に解説していきます。
日へんに西(晒)の読み方や意味は?【漢字の読み方】
それではまず日へんに西と漢字の「晒」の読み方について確認していきます。
日へんに西と記載する漢字の「晒」の読み方は
・音読み:さい
・訓読み:さら(す)
と読みます。
この「晒」は元々お酒などの入った竹籠を太陽に当て、必要なものと不要なものをそれぞれ分けるところが起源とされていて、転じて「日にさらす」と変化しました。(また右側の「西」は、太陽の光がよく当たる西側に竹籠を置いていたところからきているそうです)
昨今では日の光だけではなく、「水にさらす」「薬品にさらす」「人目にさらす」など使いどころが多く、とても汎用性が高い漢字といえますね。
日へんに告(晧)の読み方や意味は?
続いて日へんに告(晧)の読み方や意味についても確認していきましょう。
日へんに告と記載する漢字の「晧」の読み方は
・音読み:こう
・訓読み:あき(らか)、しろ(い)
と読みます。
「晧」の意味は「しろい」「ひかる」「あきらか」「潔白」などがあります。
また右側の「告」は「好」(感じのいい)と同じ読みをするため、感じよく光る「しろ」という意味になりました。
なお、表記上では日へんに上が「牛」下が「口」となっていますが、これはJIS(日本産業規格)が2004年に「告」を「牛」+「口」に改正したためです。また似た漢字に「皓」がありますが、意味合いは同じなため異体字となります。
日へんに王(旺)の読み方や意味は?
さらに日へんに王(旺)の読み方や意味についても確認していきましょう。
日へんに王と記載する漢字の「旺」の読み方は
・音読み:おう
・訓読み:さか(ん)
と読みます。
「旺」の意味は「さかんなさま」「美しく輝く」という意味があります。
日へんに王と書くだけあり、まるで文字に後光が差し込むかのような強烈な印象を持たせてくれますね。
また「旺然」(物事がさかんなさま)や「旺盛」(活動力がさかんなさま)といった熟語があり、同じ日へん仲間で、同じく「さかんなさま」の意味合いを持つ「曄」という漢字より、力強いイメージをもつことでしょう。
日へんに愛(曖)の読み方や意味は?
日へんに愛と記載する漢字の「曖」の読み方は
・音読み:あい
・訓読み:かげ(る)、くら(い)、おお(う)
と読みます。
日へんに愛と書くと、一見暖かそうなイメージですが、実際は真逆な意味合いになります。そもそも「愛」という漢字には「愛する気持ちがかけめぐる」「まといつく」という意味があり、そこから「曖」は「太陽が雲にまといつく」「かげる」という意味になりました。
また、皆さんがよく目にする塾語「曖昧」も「はっきりしない」という、ネガティブな意味合いで表現されます。
「愛」の意味に日へんをあてて、「太陽が雲にまといつく」とは、さながら小説の一文にあるような比喩表現ですね。
まとめ 日へんに王(旺)や日へんに愛(曖)の読み方や意味は?
ここでは、日へんに西(晒)の読み方は?日へんに告(晧)の読み方や意味は?日へんに王(旺)の読み方は?日へんに愛(曖)の読み方や意味は?について解説しました。
どれも難しい漢字のためこの機会に理解しておくといいです。
さまざまな漢字の意味や読み方を学び、毎日の生活に役立てていきましょう。
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