小売業などを始めとしてビジネスにおいて、在庫管理を実施することが一般的といえます。
このとき、在庫の収支を考える指標として「消化率」「残品率」などと呼ばれるものを使用することがありますがこれらの意味や求め方について理解していますか。
ここでは、在庫管理における消化率や残品率などの定義や計算方法について解説していきます。
消化率(在庫消化率や週消化率)や残品率の意味と求め方【ビジネス】
ビジネスにおける在庫に関する消化率とは、一定期間での、ある商品の累積在庫数に対する販売数の割合のことを指し、以下のような計算式で求めることが可能です。
なお、この式では比率表示であるため単位はりませんが、パーセントで表したい場合には×100を行うといいです。
また、消化率のことを在庫消化率や販売率と言ったり、週あたりの消化率のことを週消化率と呼んだりします。
残品率とは?
一方で、残品率とは言葉の通り、在庫に対する売れ残りの割合を表すものといえ、いかの計算式で求めることができます。
なお、基本的に割合表記では消化率と残品率を合わせると1になるといえます。
百分率表記では、足すと100%になるわけです。
消化率の計算問題を解いてみよう
それでは、消化率の求め方に慣れるためにも実際に問題を解いていきましょう。
・問題
あるアパレルショップにおいて、一月の服aの販売数が10個、その時の累積在庫数が20個でした。
このときの在庫消化率はいくらになるでしょうか。
・解答
上の消化率の定義に従って計算していきます。
すると、消化率=10/20×100=50パーセントと求めることができました。
消化率が多いほど、店の売り上げが良いと判断することができる重要な指標であるため、きちんと計算できるようにしておきましょう。
まとめ
ここでは、消化率、販売率、残品率の定義や計算方法について確認しました。
消化率とは、一定期間における商品の販売数を累積在庫で割ったものといえます。なお、パーセント表記したいのであれば、これに×100をするといいです。
なお、消化率は在庫消化率、販売率などともよびます。
一方で残品率とは消化率の対義語のようなものであり、商品の残った数/累積在庫数で計算できます。
消化率等の扱いに慣れ、業務の効率化に役立てていきましょう。
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