私たちが生活している中で字はわかるけれども読めない漢字と遭遇することがあるでしょう。
ただ、この漢字が覚えていないと何かと生活で困ることもあるため、理解しておくといいです。
中でもここでは「足へんに先(跣)の読み方や意味は?足へんに果(踝)の読み方や意味は?足へんに渓(蹊)の読み方や意味は?」について訓読みと音読み別に解説していきます。
足へんに先(跣)の読み方や意味は?
それでは、まず足へんに先(跣)の読み方や意味について確認していきます。
足へんに先と表記する漢字の「跣」の読み方は
・音読み:せん
・訓読み:すあし、はだし
と読みます。
この跣という漢字は訓読みの通り「すあし、はだし、履物を何もはかないこと」を意味します。漢字の見た目では足の先=つま先をイメージしてしまいますが、音符の「先」は「洗う」に通じ、はだしを洗うを意味します。それに「足」が合わさって「はだし」を意味する漢字となりました。
「跣」の漢字は、訓読みはなかなか難解ですが、音読みは右側の「先」と同じ音なので覚えやすいですね。
足へんに果(踝)の読み方や意味は?
続いて、足へんに果(踝)の読み方や意味についても確認していきましょう。
足へんに果と表記する漢字の「踝」の読み方は
・音読み:か
・訓読み:くるぶし、かかと、くびす
と読みます。
この踝という漢字の意味としては「足」に木の実を意味する「果」が合わさって「足にくるみの実のようにある、くるぶし」を表します。そこから転じて「かかと、くびす」の意味も表します。
同じ「かかと」を意味する「踵」と間違いやすいので注意が必要です。また、「踝踝(かか)」という熟語は、くるぶしの固さから「固いこと、単独なさま」を表します。ちなみに上述の漢字の「跣」と合わさった「踝跣(かせん)」という熟語は「はだし」を意味します。「踝」の漢字自体にも「はだし」という意味があります。
「踝」の漢字も訓読みはなかなか難解ですが、音読みは右側の「果」と同じ「か」の音なので覚えやすいですね。
足へんに渓(蹊)の読み方や意味は?
最後に、足へんに渓(蹊)の読み方や意味についても確認していきましょう。
足へんに奚と表記する漢字「蹊」の読みは、
・音読み:けい
・訓読み:こみち、みち
と読みます。
この漢字「蹊」の意味としては、「足」とつなぐの意味をもつ「奚」が合わさって、ひもをつなげたような細いこみちを表します。また、そこから、「わたる、横切る」といった意味も持ちます。
この漢字を使った「桃李もの言わざれども下自ずから蹊を成す(とうりものいわざれどもしたおのずからけいをなす)」ということわざがあります。これは桃や李(すもも)は何も言わないが、花や実に惹かれて人が集まり、その木の下には自然に小道ができるという意味から徳のある人のもとへは自然に人々が集まることのたとえで使われます。
これを「成蹊(せいけい)」とも言います。東京にある成蹊大学で有名ですよね。この漢字はなかなかなじみがなく難解ですが、「成蹊」の「蹊(けい)」で覚えておくといいかもしれませんね。
「奚」の付く漢字は、謑、豀、磎、膎…とたくさんあって間違いやすいので、注意しましょう。
まとめ 足へんに渓(蹊)の読み方や意味は?足へんに果(踝)の読み方や意味は?
ここでは、足へんに先(跣)の読み方や意味は?足へんに果(踝)の読み方や意味は?足へんに渓(蹊)の読み方や意味は?について解説しました。
どれも似たような漢字なので、その読み方や意味を混同しないようにするといいです。
さまざまな漢字の読み方や意味を理解し、日々の生活に役立てていきましょう
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