科学的な解析を行う時や、ビジネスにおいてよく専門用語が出てくることがあります。
これらの科学用語やビジネス用語を理解していないと各処理ができないことが多く、きちんと理解しておくことが大切です。
例えば、化学における状態変化に関係する用語として、融点や凝固点という言葉がありますがこれらの意味や違いについて理解していますか。
ここでは、これら融点が高いや低いの意味(溶けやすいことなのか?)や凝固点との違いについて解説していきます。
融点が高いや低いとは?溶けやすいことを意味するのはどっち?
まず、融点について説明する前に物質の状態変化について簡単に解説していきます。
物質が固体から液体に変化することを融解、そして逆に液体から固体に変わることを凝固と呼びます。
続いて、融点の意味について確認していきます。
そして、この融解が起こっている温度のことを融点、逆に凝固が起こっている温度のことを凝固点と呼ぶわけです。
よって融点が高い物質とは、温度を上げてもなかなか液体に変わらないため、溶けにくい物質といえます。
逆に融点が低いとは、温度があまり高くならなくても液体に変化することを意味するので、溶けやすいと表現できるのです。
氷が水になる融点はおよそ0度付近ですが、金属などの普段固体でしか見かけないものの融点は数百度とかなり高いところにあるわけです。
このようなイメージからも融点が低いことが溶けやすいことにつながると覚えておくといいです。
融点と凝固点の違いや意味【凝固点が大きいとは?】
なお、凝固点と融点の違いについても確認していきます。
先にも述べたように固体から液体となる際の温度が融点、液体から固体となるのが凝固点ですが、基本的にこれらの温度は同じとなります。
厳密には、その物体の過去の状態変化の履歴によって、融点と凝固点の温度が変わることもありますが、一般的な条件では同じと考えていいです。
融点や凝固点の意味や違いをきちんと理解しておくといいです。
まとめ
ここでは「融点が大きい(小さい)とはどういうことか?小さいとはどういうことか?溶けやすいのか」「融点と凝固点の違い」について確認しました。
融点とは、固体が液体に変化する際の温度のことで、これが高いほど、溶けにくいことを意味します。
逆に、融点が小さいほど溶けやすいわけです。
なお、融点と凝固点の違いとしては、固体から液体に変化する温度か、液体から固体に変化する際の温度かといえます。
基本的には温度は一致することを理解しておくといいです。
様々な科学用語を学び、業務に役立てていきましょう。
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