私たちが生活している中で字はわかるけれども読めない漢字と遭遇することがあるでしょう。
ただ、この漢字が覚えていないと何かと生活で困ることもあるため、理解しておくといいです。
中でもここでは虫へんに至る(蛭)の読み方は?虫へんに番(蟠)の読み方や意味は?虫へんに舌(蛞)の読み方は?虫へんに老(蛯)の読み方や意味は?について訓読みと音読み別に解説していきます。
虫へんに至る(蛭)の読み方や意味は?【漢字の読み方】
それではまず虫へんに至ると漢字の「蛭」の読み方について確認していきます。
虫へんに至ると記載する漢字の「蛭」の読み方は
・音読み:しつ、てつ
・訓読み:ひる
と読みます。
この「蛭」の意味は、「ひる」という虫を指します。
ひるは、よく血を吸う虫として知られていますが、それ以外で生活をしている種も存在しています。昔は水田などの水辺に「チスイビル」というひるがたくさん生息していたようですが、農薬によってその数は減少しているそうです。
ひるの血を凝固させない効果は、医療的価値があるとして、ヨーロッパでは医療品としても取り扱われているようです。
虫へんに番(蟠)の読み方や意味は?
続いて虫へんに番(蟠)の読み方や意味についても確認していきましょう。
虫へんに番と記載する漢字の「蟠」の読み方は
・音読み:ばん、はん
・訓読み:わだかま(る)、めぐ(る)
と読みます。
この「蟠」の意味は、「とぐろをまく」「まわる」「かがんでうずくまる」などがあります。
蛇から着想を得た漢字なのでしょうか。いくらか特徴が当てはまっていますね。
ちなみに、「蟠」の意味に「からまる」という意味もあり、そこから転じて、「心の中にこだわりとなっている重苦しくいやな気分」「不満・不信・疑惑などの感情」などの、心情にとってネガティブな意味合いにも用いります。
虫へんに舌(蛞)の読み方や意味は?
さらには虫へんに舌(蛞)の読み方や意味についても確認していきましょう。
虫へんに舌と記載する漢字の「蛞」の読み方は
・音読み:かつ
・訓読み:おたまじゃくし
と読みます。
この「蛞」の意味は、カエルの幼生、おたまじゃくしを指します。また、蛞蝓(かつゆ)とかいて、「なめくじ」という意味にもなります。
おたまじゃくしは、成体のカエルと違い、えらで呼吸をする水生生物で、ナメクジは、陸地で生活するカタツムリの一種です。この2種の生物の生態系には、かなり違いがあるように見えますが、なぜ漢字は似たのでしょうか。もしかしたら、単に容姿が似ているからなのかもしれませんね。
虫へんに老(蛯)の読み方や意味は?
虫へんに老と記載する漢字の「蛯」の読み方は
・音読み:「国字により読み方なし」
・訓読み:えび
と読みます。
この「蛯」という漢字、実は日本でできた国字なので、正確には漢字ではないようです。
なお、この漢字の意味は水生生物の「えび」を指します。成り立ちは、エビの背中が老人のように折れ曲がっていることから、こう作られたようです。
一般的な「えび」の漢字は”海老”こう書きますね。中国でもやはり、老人からの発想だったのでしょうか。また、2文字だったのを1文字にまとめて書きやすくしたかったのでしょうか。皆さんはどう思いますか?
まとめ 虫へんに舌(蛞)や虫へんに老(蛯)の読み方や意味は?
ここでは、虫へんに至る(蛭)の読み方は?虫へんに番(蟠)の読み方や意味は?虫へんに舌(蛞)の読み方は?虫へんに老(蛯)の読み方や意味は?について解説しました。
どれも難しい漢字のため、この機会に理解しておくといいです。
さまざまな漢字の意味や読み方を学び、日々の生活に役立てていきましょう。
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