私たちが生活している中で字はわかるけれども読めない漢字と遭遇することがあるでしょう。
ただ、この漢字が覚えていないと何かと生活で困ることもあるため、理解しておくといいです。
中でもここでは「魚へんに神(鰰)の読み方や意味は?魚へんに市(魳)の読み方や意味は?魚へんに鳥(鷠)の読み方や意味は?魚へんに作の右側(鮓)の読み方や意味は?」について訓読みと音読み別に解説していきます
魚へんに神(鰰)の読み方や意味は?
まず、魚へんに神(鰰)の読み方や意味について確認していきます。
魚へんに神と表記する漢字の「鰰」の読み方は
・音読み:―
・訓読み:はたはた
と読みます。
この漢字は国字です。魚へんに「はたはたととどろく雷(神鳴り)」の意の音符「神」が合わさってハタハタ科の海水魚「はたはた」を意味します。
「はたはた」とは雷の音を表す古語の擬音語で現代語の「ゴロゴロ」のようなものです。秋の終わりから冬の始まりの雷の多い季節に沿岸にやってくる魚なので、「はたはた」と名付けられました。魚へんに雷で「鱩(はたはた)」と表記することもあります。
魚へんに市(魳)の読み方や意味は?
続いて、魚へんに市(魳)の読み方や意味について確認していきます。
魚へんに市と表記する漢字の「魳」の読み方は
・音読み:し、そう
・訓読み:かます
と読みます。
この漢字の意味は「毒をもつ魚=鰤(し)」を表します。また、日本固有の意味としてカマス科の海水魚の総称を表します。日本では主にヤマトカマス、アカカマス、アオカマスの3種を指します。
本来の字義は「鰤」と同義ですが、日本固有の意味としての「鰤」は「ぶり」を示すので、注意が必要です。
魚へんに鳥(鷠)の読み方や意味は?
次に、魚へんに鳥(鷠)の読み方や意味について確認していきます。
魚へんに鳥と表記する漢字の「鷠」の読み方は
・音読み:ぎょ
・訓読み:―
と読みます。
この漢字の意味は「ウ科の海鳥の総称」を表します。魚へんに鳥と表記する漢字として確認してきましたが、厳密に言うと、部首は「とり」に分類される漢字です。
ウ科の海鳥は海岸・湖沼などに群生しています。黒くつやのある羽をもち、くちばしは細長く鋭い鳥です。潜水して魚を捕らえ、水面に浮上してから飲み込みます。
日本にはウミウ・カワウ・ヒメウなどの種が生息しています。鵜飼いの鳥としても有名です。あまり見慣れない漢字ですが、とりが部首だと理解すれば「魚」と同じ音読み「ぎょ」なので、覚えやすいですね。
魚へんに作の右側(鮓)の読み方や意味は?
次に、魚へんに作の右側(鮓)の読み方や意味について確認していきます。
魚へんに作の右側と表記する漢字の「鮓」の読み方は
・音読み:さ
・訓読み:すし
と読みます。
この漢字は魚へんに音符「酢」が合わさって「すし。なれずし。塩漬けなどした保存食用の魚。」を表します。また、「くらげ(=水母)。」の意味も持ちます。
加えて、日本固有の意味として「すし。酢を加えた飯と魚肉をあわせたもの。」を表します。「鮓」、「鮨」、「寿司」はすべて「すし」を表しますが、特に「鮓」は塩や麹に着けた魚や発酵させた飯に魚を漬け込んだ保存食を意味します。
この漢字の音読みは音符の「酢」の音「さく、そ」と異なるので注意しましょう。
まとめ 魚へんに鳥(鷠)の読み方や意味は?魚へんに作の右側(鮓)の読み方や意味は?
ここでは、魚へんに神(鰰)の読み方や意味は?魚へんに市(魳)の読み方や意味は?魚へんに鳥(鷠)の読み方や意味は?魚へんに作の右側(鮓)の読み方や意味は?について解説しました。
どれも難しい漢字のためこの機会に理解しておくといいです。
さまざまな漢字の意味や読み方を理解し日々の生活に役立てていきましょう。
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