私たちが生活している中で字はわかるけれども読めない漢字と遭遇することがあるでしょう。
ただ、この漢字が覚えていないと何かと生活で困ることもあるため、理解しておくといいです。
中でもここでは「てへんに出る(拙)の読み方や意味は?てへんに由(抽)の読み方や意味は?てへんに居(据)の読み方や意味は?てへんに今に心(捻)の読み方や意味は?」について訓読みと音読み別に解説していきます。
てへんに出る(拙)の読み方や意味は?【漢字の読み方】
まず初めに、てへんに出る「拙」の読み方について確認していきます。
てへんに出ると書く漢字の「拙」の読み方は
・音読み:せつ
・訓読み:つたな(い)、まず(い)※まず(い)は常用漢字表外の読み
と読みます。
続いて手編に出るの漢字の拙の意味についても確認していきます。
この「拙」という漢字は「つたない」「まずい」「へた」「おとる」といった意味があり、自分のことをへりくだっていうときに使う言葉でもあります。
「拙」という漢字はてへんに「出」が合わさって手からはみ出るという意味の成り立ちの漢字で、そこから「へた」「つたない」という意味になりました。
また、「拙者(せっしゃ)」、「拙宅(せったく)」と言った謙譲した言い方でもよく使われます。音読み「せつ」は右側の「出」の「しゅつ」と異なる音で間違えやすいので、しっかり覚えましょう。
てへんに由(抽)の読み方や意味は?
続いて、てへんに由(抽)の読み方や意味を確認しましょう。
てへんに由と表記する漢字(抽)の読み方は
・音読み:ちゅう
・訓読み:ぬ(く)、ひ(く)※どちらも常用漢字表外の読み
と読みます。
この「抽」という漢字の意味は「抜く」「引く」「抜き取る」「引き抜く」です。てへんに底の深い壺を表す由が合わさって「深い穴から手で引き抜く」という意味をあらわす漢字です。
「抽出」「抽象」といった熟語に使われます。音読みの「ちゅう」は右側の「由」の「ゆ」「ゆう」と異なる音で覚えにくいので注意が必要です。訓読みは常用漢字の表外のものなので知っておく程度でいいかもしれません。
てへんに居る(据)の読み方や意味は?
次に、てへんに居る(据)の読み方や意味についても確認していきましょう。
てへんに居と表記する漢字「据」の読み方は
・音読み:きょ ※常用漢字表外の読み
・訓読み:す(える)、す(わる)
と読みます。
漢字の意味は「場所を定めてしっかり置く=すえる」、「じっと動かないようになる=すわる」です。これらは日本固有の意味です。元々はてへんに固いの意味をもつ「居」が合わさって「手をこわばらせて働く」という意味を持つ漢字です。
日本語では「居」の「いる」という意味から類推して「すえる」「すわる」の意味で使われるようになりました。腰を据える(落ち着いて事に当たる)や目が据わる(酔ったり怒ったりして、瞳がじっと一点を見つめたまま動かなくなる)といった慣用句で覚えておくといいかもしれませんね。
てへんに今に心(捻)の読み方や意味は?
最後に、てへんに今に心(捻)の読み方や意味について確認していきましょう。
てへんに今に心と表記する漢字「捻」の読み方は
・音読み:ねん
・訓読み:ね(じる)、ひ(ねる) ※どちらも常用漢字表外の読み
と読みます。
「捻」の漢字は「ひねる」「ねじる」「つまむ」と言った意味を持ちます。てへんに心の中に含むという意味の「念」が合わさって、手の中に強く含む(ひねる)という意味をあらわす漢字となりました。
関節をひねるという意味の「捻挫(ねんざ)」の「捻」と覚えておくといいでしょう。音読みは右側の「念」と同じ「ねん」という音なので覚えやすいです
まとめ てへんに居(据)の読み方や意味は?てへんに今に心(捻)の読み方や意味は?
ここではてへんに出る(拙)の読み方や意味は?てへんに由(抽)の読み方や意味は?てへんに居(据)の読み方や意味は?てへんに今に心(捻)の読み方や意味は?について確認しました。
どれも似たような漢字なので、その読み方や意味を混同しないようにするといいです。
さまざまな漢字の読み方や意味を理解し、日々の生活に役立てていきましょう
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