土用の丑の日に食べることでおなじみのたべものとして、「うなぎ」がありますよね。
ただ、うなぎのおいしさについては理解している人が多いものの、うなぎ丼や共に提供されるおしんこやお吸い物に関する知識があまり詳しい人がいないといえます。
うなぎを始めとして「食べ物」は関連する知識も併せて覚えておくと「より美味しくなる」と私は実感しているため、食に関する理解を深めておくといいです。
ここでは、特にこのうなぎに関する知識として、「うなぎにつくお吸い物(汁物)の名前は何か」「うなぎのお吸い物の具には何を入れるのか」「うなぎにつく汁物の中の肝は食べないのか」について解説していきます。
うな重につく吸い物(汁物)の名前は何?肝吸いが正解?
結論から言いますと、うな重につくお吸い物の名前は「肝吸い(うなぎの肝が入っているもの)」です。
これは単純にうなぎの内臓(「肝」という字を用いるが肝臓ではなく、胃を中心とした腎臓や腸の一部が付着した部位)がお吸い物の中に入っているために、うなぎの「肝」とお吸い物の「吸い」を繋げた肝吸いと呼ばれているわけです。
詳しくは上述のよう肝吸いと呼ぶのが正解ですが、そのままうな重のお吸い物などと呼ぶ方がわかりやすいケースも多いので、臨機応変に使い分けるといいですね。
なお肝吸いだけでなく、普通のお味噌汁や肝が入っていないただのお吸い物を提供するお店ももちろんあり、そのような場合では単純に「お味噌汁」「お吸い物」と呼んでいます。
うな重につく吸い物の具には何を入れる?【肝吸い】
なお、このうな重につくお吸い物である「肝吸い」にどのような具をいれるのかについても確認していきます。
具体的には、
・三つ葉
・お麩
など、いわゆるお吸い物に入れる一般的な具材に「うなぎの肝を足す」と理解しておきましょう。
うなぎがこってりしているので、あっさりとした飲み口のシンプルなものが好まれます。もちろん店ごとに中見は異なるため、あくまで基本形が上述のようなものと認識しておくといいです。
個人的には山椒の葉を入れるのもアクセントがきくので好きですね。
肝吸いの肝は食べないの?
最後に、うな重などにつく汁物の肝吸いの食べ方についても確認していきます。
結論からいいますと、肝吸いの中に入っている肝は食べても問題ありません。苦み(独特の風味)が強いため好き嫌いが分かれる食べ物のため残す人も多いですが、栄養価の高い食べ物ですし、健康・美容的には食べたほうがいいですね。
一時期、養殖うなぎの水質汚染に対する心配が大きく取り沙汰されていた影響もあり、今でも外国産うなぎに不信感を持っている人は少なくありません。その為、消化器官である肝を食べても大丈夫なのか?と心配される方もいるかもしれませんが、ほとんど問題ないといえます。
これは出荷前の検査として、厳密な成分分析を実施し、判定をクリアしたもののみが出荷されるためです。
まとめ 肝吸いの肝は食べないのか?うな重につく吸い物の名前は?汁物の具には何をいれるのか?
ここでは、うな重につく吸い物の名前は?汁物の具には何をいれるのか?肝吸いの肝は食べないのか?について解説しました。
食べ物に関する小ネタを知っていると、その対象を食べる機会により美味しく感じると私は思っていますので、この機会に是非うなぎ関係の知識を身に付けておくといいです。
食の知識を増やし毎日の生活に役立てていきましょう。
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