科学的なデータを解析する際によく単位変換が求められることがあります。
例えば、導電率の単位としてμs/cmとms/cmというものを使用することがありますが、これらの単位換算方法や各々の読み方について理解していますか。
ここでは、このμs/cm(マイクロジーメンスパーセンチメートル)とms/cm(ミリジーメンスパーセンチメートル)の換算(変換)方法について計算問題を交えて解説していきます。
μs/cm(マイクロジーメンスパーセンチメートル)とms/cm(ミリジーメンスパーセンチメートル)の換算(変換)方法や読み方は?
まず、μs/cmとms/cmは導電率(電気の通しやすさを表す指標の単位の一つです。
μs/cmの読み方はマイクロジーメンスパーセンチメートルやマイクロジーメンス毎センチメートルと呼びます。
同様に、ms/cmの読み方としてはミリジーメンスパーセンチメートルやミリジーメンス毎センチメートルなどといえます。
そして、これらμs/cmとms/cmの単位換算を行うためには、分母は同じであるために分子の変換に着目するといいです。
具体的には、1S=1000mSであり、1S=1000000μSという換算式が成り立つことを考慮しますと、1mS=1000μSと単位変換できることがわかります。
つまり、1mS/cm=1000μS/cmと換算できます。なお、μS/cm基準で考えるのであれば、1μS/cm=0.001mS/cmと単位変換できるのです。
導電率の単位としてどちらもよく使うものであるため、覚えておきましょう。
μs/cmとms/cmの換算(変換)の計算問題を解いてみよう【マイクロジーメンスパーセンチメートルやミリジーメンスパーセンチメートル】
それでは、マイクロジーメンスパーセンチメートルやミリジーメンスパーセンチメートルの扱いに慣れるためにも計算問題にチャレンジしていきましょう。
・例題1
0.3mS/cmは何μS/cmと換算できるでしょうか。
・解答1
上のmS/cmと何μS/cmの変換式を元に計算してみましょう。
0.3 × 1000 = 300μS/cmと単位変換できるのです。
逆に、マイクロジーメンスパーセンチメートルやミリジーメンスパーセンチメートルへの単位変換も行ってみましょう。
・例題2
1500μS/cmは何mS/cmと単位換算できるでしょうか。
・解答2
上の公式より、1500÷1000=1.5mS/cmと換算できました。
まとめ マイクロジーメンスパーセンチメートルやミリジーメンスパーセンチメートル】の換算(変換)方法
ここでは、μS/cmとmS/cmの単位変換方法について解説しました。
・1mS/cm=1000μS/cm
・1μS/cm=0.001mS/cm
となります。
導電率を始めとした各種科学用語やその単位の扱いに慣れ、毎日の業務をより充実させていきましょう。
コメント