私たちが生活している中で字はわかるけれども読めない漢字と遭遇することがあるでしょう。
ただ、この漢字が覚えていないと何かと生活で困ることもあるため、理解しておくといいです。
中でもここでは土へんに直(埴)の読み方は?土へんに川(圳)の読み方は?土へんに谷(﨏)の読み方は?土へんに眞(塡)の読み方は?について訓読みと音読み別に解説していきます。
土へんに直(埴)の読み方や意味は?
それではまず、土へんに直の「埴」の読み方について確認していきましょう。
土へんに下と記載します「埴」の読み方は
・音読み: しょく、し、じき
・訓読み:はに
と読みます。
音を表すつくりにあるのは「直(ちょく)」と読みますが、この漢字では「しょく」と変じた読みになっています。「じき」は直の字でも読みのひとつなので、覚えやすいでしょう。
この漢字には、粘土の意味があります。黄色がかった赤色の粘土で、古代では土器や、人や動物を模した埴輪(はにわ)の材料だったり、衣に模様をつける染料として使われていました。
土へんに川(圳)の読み方や意味は?
続いて、土へんに川(圳)の読み方や意味について確認していきましょう。
土へんに川と記載します「圳」の読み方は
・音読み:しん、せん、しゅう、じゅ、しゅん、そん
・訓読み:みぞ
と読みます。
土と川の簡単な成り立ちの漢字です。読み方はつくりの「川」が「せん」と読むので音読みのひとつは覚えやすいです。
しかし、他の音読みに関しては、日本では常用漢字でないため、日常的に読み書きすることもないので、そのまま記憶するしかないですね。
中国に「深圳(しんせん)」と名のついた都市があります。一般的に「圳」の漢字は、この都市名で目にするくらいでしょう。
「圳」の漢字には、田畑に水を流す溝という意味があります。
土へんに谷(﨏)の読み方や意味は?
次は、土へんに谷(﨏)の読み方を確認しましょう。
土へんに谷と記載します「﨏」の読み方は、
・音読み:
・訓読み:さこ、えき、はざま
と読みます。
日本で作られた国字です。谷や高地に挟まれた土地という意味を持っています。読み方のひとつ「はざま」は、この意味からきていると思われます。
地形を表した漢字なので、地名やその土地に住む人々の名字にも用いられています。おもしろいことに、訓読みの残りふたつ「さこ」と「えき」は、地域特有の読み方のようです。
「えき」と読むのは、山口県、大阪府、千葉県。「浴」の異なる字体として「﨏」をあてて使われていた、ともいわれています。
「さこ」と読むのは、鳥取県(鳥取市)、兵庫県。「迫」の異なる字体として「﨏」をあてていた、ともいわれています。
土へんに眞(塡)の読み方や意味は?
土へんに眞と記載します「塡」の読み方は
・音読み:てん、ちん、じん
・訓読み:うず(まる)、う(める)、は(める)、ふさ(がる)、ふさ(ぐ)
と読みます。
「土」と「真」で、土でふさぐという意味を持ちます。そこから、空いた部分になにかを詰めたり埋め込んで満たす、という意味につながります。また、太鼓や雷が盛んに鳴り響くのを表す言葉にも使われています。
「塡」という漢字は「填」の旧字体、異字体です。よって、読み方や漢字の意味は共通になります。ただし、以前は、印刷される字体は「塡」、手書きのときは「填」と区分けされていました。
まとめ 土へんに申す(坤)や土へんに曇(壜)の読み方は?
ここでは、土へんに真(填)の読み方は?土へんに時(塒)の読み方は?土へんに申す(坤)の読み方は?土へんに曇(壜)の読み方は?について解説しました。
どれも難しい漢字のためこの機会に理解しておくといいです。
さまざまな漢字の意味や読み方を学び毎日の生活に役立てていきましょう。
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