私たちが生活している中で字はわかるけれども読めない漢字と遭遇することがあるでしょう。
ただ、この漢字が覚えていないと何かと生活で困ることもあるため、理解しておくといいです。
中でもここでは「てへんに国(掴)の読み方や意味は?てへんに口耳(揖)の読み方や意味は?てへんに圭(挂)の読み方や意味は?てへんに建(揵)の読み方や意味は?」について訓読みと音読み別に解説していきます
てへんに国(掴)の読み方や意味は?
まず、てへんに国(掴)の読み方や意味について確認していきます。
てへんに国と表記する漢字の「掴」の読み方は、
・音読み:かく
・訓読み:つか(む)
と読みます。
この漢字は「摑」の俗字です。意味は「打つ。たたく。手でたたく。」を表します。また、日本固有の意味として、手の指を曲げて、その中でしっかりとにぎることを表す「つかむ」の意味を持ちます。
この漢字の音読みは音符の「国」の音「こく」と異なるので、注意が必要です。
てへんに口耳(揖)の読み方や意味は?
次に、てへんに口耳(揖)の読み方や意味について確認していきます。
てへんに口耳と表記する漢字の「揖」の読み方は、
・音読み:しゅう、ゆう
・訓読み:あつ(まる)、ゆず(る)
と読みます。
この漢字は手へんに寄せ集めるの意の「咠」があわさって、左右の手を胸元に寄せ前方に押し出す礼の意味を表します。
そこから、「会釈、礼の作法」を表します。また、「ゆずる。辞退する。」、「おす。おし進める。」、「はさむ。さしはさむ。」、「くむ。くみとる。」、「あつまる。あつめる。」、「あわせる」など多くの意味を持ちます。
この漢字の音読みは音符の「咠」と同じ「しゅう、ゆう」の音なので覚えやすいですね。
てへんに圭(挂)の読み方や意味は?
続いて、てへんに圭(挂)の読み方や意味についても確認していきましょう。
てへんに圭と表記する漢字「挂」の読み方は、
・音読み:かい、けい
・訓読み:か(ける)
と読みます。
この漢字はてへんに系に通じ「かける」の意をもつ「圭」が合わさって、「手で物をひっかける」の意味を表します。「掛」と同字です。
後漢の逢萌(ほうぼう)は難を避けるため、かぶっていた役人の冠を城の門に掛けて、官職を辞して国を去ったという故事からできた「挂冠(けいかん)」という「官職を辞めること」を表す故事成語も一緒に覚えておくと良いかもしれませんね。
この漢字の音読みは音符の「圭」と同じ「けい」の音だけでなく、「かい」とも読むので注意しましょう。
てへんに建(揵)の読み方や意味は?
最後に、てへんに建(揵)の読み方や意味について確認していきます。
てへんに建と表記する漢字「揵」の読み方は、
・音読み:けん
・訓読み:―
と読みます。
この漢字はてへんに「のびやかにたつ」の意を持つ「建」が合わさって、「挙げる。高く持ちあげる」の意味を表します。また「担う。」、「立てる。」、「閉じる。」、「ふさぐ。せきとめる。水流をとめる。」の意味も持ちます。
この漢字の音読みは音符の「建」の「けん」の音を共有しているので覚えやすいですね。「建」を音符に持つ漢字は他にも「健」や「鍵」、「腱」などがあり、いずれも「けん」と読むので、間違わないように注意しましょう。
まとめ てへんに圭(挂)の読み方や意味は?てへんに建(揵)の読み方や意味は?
ここでは、てへんに国(掴)の読み方や意味は?てへんに口耳(揖)の読み方や意味は?てへんに圭(挂)の読み方や意味は?てへんに建(揵)の読み方や意味は?について解説しました。
どれも難しい漢字のためこの機会に理解しておくといいです。
さまざまな漢字の意味や読み方を理解し日々の生活に役立てていきましょう。
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