寒い時期になると必要不可欠である使い捨てカイロですが、貼るタイプと貼らないタイプがあり各タイプでどのように使ったらいいのかわからないことがありますよね。
例えば貼るカイロを使うにあたり、シールをはがさない(貼らない)で貼らないカイロのように使用するのは問題ないのでしょうか。
ここでは、貼るカイロを貼らないで使うのは問題ないのか?について解説していきます。
貼るカイロのシールをはがさないで使っても大丈夫?【貼るカイロを貼らないで使うのは問題ないか】
結論からいいますと、貼るカイロを貼らないで(シールを剥がさないで)使用しても危険な状態になることはありません。
ただ、貼るカイロのシールを剥がさない(以下写真)と空気(酸素)が使い捨てカイロの本体の方に行きわたりにくくなるために、若干暖まりにくくなります。
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この理由について以下で確認していきます。
まず、カイロの発熱する仕組みを簡単に解説しますと、カイロの構成材料である鉄粉と酸素が緩やかに反応し酸化鉄となる際に出る熱を利用しているわけです。
他にも、カイロ内部においてイオンの運ぶ役割である水や塩(塩化ナトリウム等)、これらを保持するバーミキュライトなどによって、効率よく、長時間、程よい温度で温まるように設計されているのです。
このときに、上述のよう貼るタイプのカイロではシールがついている状況からシールを剥がすことで、酸素が通りやすくなります。
つまり、貼るタイプの使い捨てカイロであるにも関わらず、シールを剥がさないで貼らないカイロとして使おうとすると、反応物の一つの酸素が供給されなくなってしまいます。結果として、鉄と酸素の反応が起こりにくくなり、あまり暖かくならない傾向となるのです。
もちろん、全く暖まらないということはないので、ほんのり温度が上昇すれば問題ないと考えている人は「貼るカイロを貼らないで使う」ようにしてもいいでしょう。
一方で、しっかり貼るカイロの温度を上げて使いたい人は、シールを剥がしてから使うのがおすすめです。
まとめ 貼るカイロを貼らないで使うのは問題ないか【貼るカイロのシールをはがさないで使ってもいいのか】
ここでは、貼るカイロにおいてシール面を剥がさずに使うのはありなのかについて確認しました。
・貼るカイロを貼らないカイロとして使ってもいいが、温度の上昇が若干緩やかになる
・そのため、使い捨てカイロに記載の温度まで上げたいのであれな、シールを剥がして使うべき
ということを普段から意識しておくといいです。
カイロに関する知識を身につけ、毎日の生活をより快適なものに変化させていきましょう
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