私たちが生活している中で字はわかるけれども読めない漢字と遭遇することがあるでしょう。
ただ、この漢字が覚えていないと何かと生活で困ることもあるため、理解しておくといいです。
中でもここではにんべんに衣(依)の読み方は?にんべんに加(伽)の読み方や意味は?にんべんに奇(倚)の読み方は?にんべんに九(仇)の読み方や意味は?について訓読みと音読み別に解説していきます。
にんべんに衣(依)の読み方や意味は?
それではまずにんべんに衣と記載する漢字の「依」の読み方や意味について確認していきます。
にんべんに衣と記載する漢字の「依」の読み方は
・音読み:い、え
・訓読み:よ(る)
と読みます。
この依という漢字の意味は、よる、よりかかることです。
また、たよる、たよりにすることを意味します。
他に、そのまま、もとのままという意味があります。
依を使用した言葉には、他のものを頼りにして、生活や存在を成り立たせることを意味する「依存」(いぞん)や、人に要件を頼むことを意味する「依頼」(いらい)、昔の状態のまま進歩や変化がないことを意味する「旧態依然」(きゅうたいいぜん)などがあります。
依を「え」と読む言葉としては、自分の気に入った者だけに肩入れし、公平でないことを意味する「依怙贔屓」(えこひいき)などがあります。
それぞれの言葉の意味と合わせて、依の読みを覚えると良いでしょう。
にんべんに加(伽)の読み方や意味は?
続いてにんべんに加(伽)の読み方や意味についても確認していきましょう。
にんべんに加と記載する漢字の「伽」の読み方は
・音読み:か、が、きゃ
・訓読み:とぎ
と読みます。
この伽という漢字は、梵語(ぼんご)の音訳に用いられる字です。
また、日本語固有の意味として、とぎ、退屈を慰める、看病をすることがあります。
伽を使用した言葉には、僧が集まり修行する清浄な場所を意味する「伽藍」(がらん)や、
香木の一つである沈香の質の良いものを意味する「伽羅」(きゃら)などがあります。
日本語固有の意味で使われる言葉には、子供に聞かせる昔話や創作の話を意味する「御伽噺」(おとぎばなし)などがあります。
にんべんに奇(倚)の読み方や意味は?
さらにはにんべんに奇(倚)の読み方や意味についても確認していきましょう。
にんべんに奇と記載する漢字の「倚」の読み方は
・音読み:い、き
・訓読み:たの(む)、よ(る)
と読みます。
この倚という漢字の意味は、よる、よりかかる、もたれることです。
また、たのむ、たよりにすることを意味します。
他に、かたよるという意味があります。
倚を使用した言葉で、日常よく見るものはあまりありませんが、
子供の帰りを待ちわびる母親の愛情を意味する「倚門の望」(いもんのぼう)や、
災いと幸せは交互にやってくることを意味する「禍福倚伏」(かふくいふく)などがあります。
にんべんに九(仇)の読み方や意味は?
にんべんに九と記載する漢字の「仇」の読み方は
・音読み:きゅう
・訓読み:あだ、かたき、つれあい
と読みます。
この仇の意味としては、あだ、かたきです。また、あだする、にくむ、うらむことを意味します。
他に、つれあい、仲間という意味があります。
仇を使用した言葉には、恨みを抱いている相手を意味する「仇敵」(きゅうてき)や、
主君や親兄弟などを殺した者を討ち取って恨みを晴らすことを意味する「仇討ち」(あだうち)などがあります。
他に「恩を仇で返す」のように使われます。
まとめ にんべんに奇(倚)やにんべんに九(仇)の読み方や意味は?
ここでは、にんべんに衣(依)の読み方は?にんべんに加(伽)の読み方や意味は?にんべんに奇(倚)の読み方は?にんべんに九(仇)の読み方や意味は?について解説しました。
どれも難しい漢字のためこの機会に理解しておくといいです。
さまざまな漢字の意味や読み方を学び日々の業務を効率化させていきましょう。
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