私たちが生活している中で字はわかるけれども読めない漢字と遭遇することがあるでしょう。
ただ、この漢字が覚えていないと何かと生活で困ることもあるため、理解しておくといいです。
中でもここでは虫へんに皇(蝗)の読み方は?虫へんに青(蜻)の読み方や意味は?虫へんに胃(蝟)の読み方は?虫へんに交(蛟)の読み方や意味は?について訓読みと音読み別に解説していきます。
虫へんに皇(蝗)の読み方や意味は?【漢字の読み方】
それではまず虫へんに皇と漢字の「蝗」の読み方について確認していきます。
虫へんに皇と記載する漢字の「蝗」の読み方は
・音読み:こう
・訓読み:いなご
と読みます。
この「蝗」の意味は虫の「いなご」そのものです。
イナゴはバッタによく似た虫で、主に水田や湿田で生息しています。ちなみに、稲にとってイナゴは害虫になります。また、食用としても知られていて、佃煮にして食べられています。
さて、漢字の形を見て、なぜ虫へんに皇なのでしょうか。筆者の考えですが、昔からよくイナゴは大繁殖をしており、虫界の中で最も環境を変える影響力があるからだと思います。「蝗害(こうがい)」という言葉があることも理由の一つです。
虫へんに青(蜻)の読み方や意味は?
続いて虫へんに青(蜻)の読み方や意味についても確認していきましょう。
虫へんに青と記載する漢字の「蜻」の読み方は
・音読み:せい
・訓読み:「情報なし」
と読みます。
まず、「蜻」の右側が青ではないと思いますが、これは青が変化してこの漢字になったので、意味自体は同じになります。
さて、この「蜻」の意味は、「蜻蛉(せきれい)」「とんぼ」の意味があります。蜻蛉は実はトンボのことで、実質トンボそのものを指す漢字になります。
トンボは、基本的に青色もしくは緑色なので、虫へんに青というつくりになったのでしょうか。またなぜ、右側が変化していったのでしょうか。一文字の漢字でも、長い歴史を感じますね。
虫へんに胃(蝟)の読み方や意味は?
さらには虫へんに胃(蝟)の読み方や意味についても確認していきましょう。
虫へんに胃と記載する漢字の「蝟」の読み方は
・音読み:い
・訓読み:はりねずみ、むらが(る)
と読みます。
この「蝟」の意味は、「はりねずみ」「むらがり集まる」とあります。
この漢字一文字で”ハリネズミ”と読むとは意外ですね。ハリネズミは哺乳類ですから、虫へんがつくイメージがないでしょう。もしかしたら、毛虫の仲間だと昔の人は思ったのかもしれませんね。
また、ハリネズミの背中の針は、隙間なく密集していることから、「むらがる」という意味に派生したようです。
虫へんに交(蛟)の読み方や意味は?
虫へんに交と記載する漢字の「蛟」の読み方は
・音読み:こう
・訓読み:みずち
と読みます。
この「蛟」の意味は、「みずち」という想像上の生き物を指します。《古くは「みつち」。「み」は水、「つ」は「の」、「ち」は霊の意味》をもちます。
ウィキペディアによれば、「日本の神話・伝説で水と関係があるとみなされる竜類か伝説上の蛇類または水神」となっています。現岡山県の高梁川に住んでいたとされていて、人々に毒の瘴気をまき散らし、害をなしていたとされています。
何だか、夢のある話ですね。万葉集にも”みずち”の話題が少し残っているようですが、実際のところ、信憑性は薄いようです。
まとめ 虫へんに胃(蝟)や虫へんに交(蛟)の読み方や意味は?
ここでは、虫へんに皇(蝗)の読み方は?虫へんに青(蜻)の読み方や意味は?虫へんに胃(蝟)の読み方は?虫へんに交(蛟)の読み方や意味は?について解説しました。
どれも難しい漢字のため、この機会に理解しておくといいです。
さまざまな漢字の意味や読み方を学び、日々の生活に役立てていきましょう。
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