私たちが生活している中で字はわかるけれども読めない漢字と遭遇することがあるでしょう。
ただ、この漢字が覚えていないと何かと生活で困ることもあるため、理解しておくといいです。
中でもここでは「金へんに青(錆)の読み方や意味は?金へんに正(鉦)の読み方や意味は?金へんに助(鋤)の読み方や意味は?金へんに皇(鍠)の読み方や意味は?」について訓読みと音読み別に解説していきます。
金へんに青(錆)の読み方や意味は?
それでは金へんに青(錆)の読み方や意味についても確認していきましょう。
金へんに青と記載する漢字の「錆」の読み方は
・音読み:ショウ、セイ
・訓読み:さび、さ(びる)
と読みます。
「錆」という字は中国で生まれた漢字で、本来は「澄み切った色をした美しい金属」という意味でした。中国では、「青」という文字には「清らかで澄んだ」という意味があり、そこからこの漢字が生まれました。
ところが日本では、鉄に発生するさびが青っぽかったということから、この漢字を「さび」と読ませたのです。同じ漢字でも、意味が全く違いますね。
音読みは、「青春」と書いて「せいしゅん」と読むように「青」を「セイ」と読むので、覚えやすいですね。
金へんに正(鉦)の読み方や意味は?
さらには金へんに正(鉦)の読み方や意味についても確認していきましょう。
金へんに正と記載する漢字の「鉦」の読み方は
・音読み:セイ、ショウ
・訓読み:かね
と読みます。
この文字は「かね」と呼び、「鐘」と同じように「音を出す金属製の器具」という意味においては同じなのですが、その器具の形状が全く異なります。「鐘」は除夜の鐘と言えばイメージできると思いますが、釣り鐘のような大きいもののことを言います。「鉦」は平たい器のようなものをあらわします。どちらも訓読みでは「かね」と読むので、意味と読み方と両方一度に覚えられますね。
音読みは、「正」と同じように「セイ」「ショウ」と読みますので、こちらもあわせて覚えてしまいましょう。
金へんに助(鋤)の読み方や意味は?
金へんに助と記載する漢字の「鋤」の読み方は
・音読み:ショ、ジョ
・訓読み:すき、す(く)
と読みます。
鋤とは農工具の一つで「すき」と読みます。「苗の成長を助ける器具」という意味でこの字が作られました。
また、日本の食べ物で有名な「すき焼き」ですが、江戸時代、農夫たちが仕事中にお腹が減ると、この鋤の金属部分を鉄板代わりにして魚や豆腐を焼いて食べたところから「鋤焼(すきやき)」と呼ばれるようになり、現代のようなすき焼きができたと言われています。
音読みについては、こちらも「助」と同じく「ジョ」と呼ぶので覚えやすいですね。
金へんに皇(鍠)の読み方や意味は?【漢字の読み方】
さらには金へんに皇と記載する漢字の「鍠」の読み方について確認していきます。
金へんに皇と記載する漢字の「鍠」の読み方は
・音読み:コウ
・訓読み:まさかり、おの
と読みます。
この字は、鐘や太鼓の音をあらわす漢字で、音読みで「コウ」と読みます。「皇」という字は、皇太子(こうたいし)などにも使われるので、音読みは覚えやすいですね。
訓読みは「まさかり」や「おの」と読みますが、まさかりは「鉞」、おのは「斧」と同じ意味を持ちます。
ちなみに「まさかり」と「おの」の違いは、まさかりは「持ち手が20~30㎝で、片手でも使用可能な小型のおの」のことを言い、おのは「持ち手が40~50㎝で、木を伐ったり薪を割ったりするもの」というふうに分けられます。
まとめ
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