私たちの身の回りには面白い科学現象がたくさん潜んでいます。
例えば、じゃがいもや人参(にんじん)や大根は身近によく目にする材料と言えますが、
これらは水に浮くものなのか、水に浮かない(水に沈む)野菜なのか理解していますか。
ここでは、じゃがいもや人参(にんじん)や大根が水に浮くのか、水に沈むのかについて、各物質の簡易的な成分や密度の観点から解説していきます。
じゃがいもは水に浮く?水に沈む?【野菜の密度】
結論からいいますと、じゃがいもは水に沈みます。水に浮かないのです。
このじゃがいもが水に沈む原理について、密度の観点から確認していきます。
基本的に、水に浮くか、水に沈むのか(水に浮く条件)は、対象物質(今回はじゃがいも)の密度と水の密度を比較することによって判断することができます。
具体的には、対象物質(じゃがいも)と水の密度を比較して、対象物質の密度が大きければ水に沈むわけです。逆に対象物質の密度の方が小さい材料であれば、水に浮くといえます。
以下のようなイメージです。
※
なお、じゃがいもと一言でいっても、種類や大きさ、皮の割合等の個体差があるため、密度はある程度は変化します。
ただ、変化する密度において下限値を見たとしても、その数値が水の密度よらも大きいたために、ほとんどのじゃがいもでは水に浮かずに沈むわけです。
また、じゃがいもの密度が大きくなる原因は基本的には糖質が多いためです。糖質が溶けた水分は基本的に水よりも密度が高くなるため、じゃがいも全体としてみても密度の数値が上がるといえます。
人参(にんじん)や大根は水に浮く?水に沈む?【野菜の密度】
結論からいいますと、じゃがいもと同様に人参や大根も水に沈みます。水に浮かないわけです。
これは、人参や大根にも個体差があるものの、その密度は水の密度やりも大きいために水に浮かないのです。
そして、この人参や大根もじゃがいもと同様に野菜の中では、密度が高めなのは、先にも述べたように糖質が多めだからです。
結果として、人参や大根全体でみても密度が高くなりやすく、水に沈む仕組みとなっているわけです。
結局のところ、水に浮くか、水に沈むかは単純に水の密度との比較で判断できることを理解しておきましょう。
まとめ じゃがいもや人参や大根は水に浮くか?水に沈むか?
ここでは、じゃがいもや人参や大根は水に浮くのか?水に沈むのか?について確認しました。
じゃがいもも人参も大根も水に沈む野菜であり、水に浮きません。
これは、これらの野菜の密度が水の密度よりも大きいことが理由です。
なお、密度が野菜の中で大きめの傾向にあるのは、糖質が多いからといえます。
身近な科学現象を理解して、より楽しい毎日を送っていきましょう。
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