私たちが生活している中で字はわかるけれども読めない漢字と遭遇することがあるでしょう。
ただ、この漢字が覚えていないと何かと生活で困ることもあるため、理解しておくといいです。
中でもここではしめすへんに豊(禮)の読み方や意味は?しめすへんに羊(祥)の読み方や意味は?しめすへんに作(祚)の読み方や意味は?しめすへんに申(神)の読み方や意味は?について訓読みと音読み別に解説していきます。
しめすへんに豊(禮)の読み方や意味は?
はじめに、しめすへんに豊(禮)の読み方や意味について確認していきましょう。
しめすへんに豊と表記する漢字の「禮」の読み方は、
・音読み:れい、らい
・訓読み:うやま(う)、のり
と読みます。
この漢字は「礼」の旧字体です。「示」と音符「豊(れい)」が合わさって成り立っています。「豊」はあまざけの意味を表します。それに神、祭事、神の下す禍福を表すしめすへんが付いて、甘酒を神にささげて幸福の到来を祈る儀式の意味を表します。
また、「いや。うや。人のふみを行うべきのり。心に敬意を抱き、それを行動として外に表すみち。」、「作法。礼儀作法。」、「儀式。」、「国家・社会の秩序を維持する組織やおきて。」、「贈り物。敬意を表すための贈り物。」、「うやまう。敬意を表す。」、「礼について書いた経書。(『礼記』『周礼』『儀式』の三書)」を表します。
さらに、日本独自に用いられる意味として、「れい。おじぎ。謝礼。」があります。
しめすへんに羊(祥)の読み方や意味は?
次に、しめすへんに羊(祥)の読み方や意味について確認していきましょう。
しめすへんに羊と表記する漢字の「祥」の読み方は、
・音読み:しょう
・訓読み:さいわ(い)、さち、しるし、ぎざし
と読みます。
この漢字は、「示」と音符「羊」が合わさって成り立っています。音符「羊」はひつじの意味を表します。神にひつじを供えて、よき神意を受ける、さいわいの意味を表します。また、「きざし。しるし。」、「忌み明けの祭り。」の意味も持ちます。「祥」は中学校で学習する常用漢字なのでしっかり覚えましょう。人名にも使われる漢字です。
しめすへんに作(祚)の読み方や意味は?
続いて、しめすへんに作(祚)の読み方や意味についても確認していきましょう。
しめすへんに作の右側と表記する漢字「祚」の読み方は、
・音読み:そ
・訓読み:さいわ(い)、くらい
と読みます。
この漢字の音符「乍(そ)」は胙(そ)に通じ、さいわいの意味を表します。しめすへんが付いて、「さいわい。しあわせ。神から授かる幸福。」を意味します。
また、「さいわいする。神が幸いを授ける。」、「くらい。天子のくらい。」、「むくいる。」も意味します。漢字検定一級の難しい漢字です。
しめすへんに申(神)の読み方や意味は?
最後に、しめすへんに申(神)の読み方や意味について確認していきましょう。
しめすへんに申と表記する漢字「神」の読み方は、
・音読み:しん、じん
・訓読み:かみ、かん、こう、たましい
と読みます。
この漢字の音符「申」はいなびかりの象徴で、天の神を意味します。それに示が付いて、一般に「神。」を表します。
また、「たましい。霊魂。」、「こころ。精神。」、「霊妙で計り知れない働き。理性でははかれない不思議な働き。」、「きわめて尊くて、侵すことのできないこと(神聖)。」の意味も表します。小学校三年生で学習する教育漢字なのでしっかり覚えましょう。
まとめ しめすへんに作(祚)やしめすへんに申(神)の読み方や意味は?
ここでは、しめすへんに豊(禮)の読み方や意味は?しめすへんに羊(祥)の読み方や意味は?しめすへんに作(祚)の読み方や意味は?しめすへんに申(神)の読み方や意味は?について解説しました。
どれも難しい漢字のためこの機会に理解しておくといいです。
さまざまな漢字の意味や読み方を学び、日々の生活に役立てていきましょう。
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