この記事ではPythonを使って小数点第2位で数値を扱う方法について解説していきます。
特にポイントとしては、`round`関数、`math`モジュール、`format`メソッドの使用方法を紹介します。
Python初心者でも理解しやすいように、各ステップを丁寧に説明し、コードにはコメントを多用しています。
また、変数名には独特な命名法を採用しています。
そのため、実際のプロジェクトでの使用時には、より適切な英語表記に置き換えることをおすすめします。
それでは、具体的な方法を見ていきましょう!
Pythonで小数点第2位で四捨五入する方法【リスト内の数値に対して、すべて四捨五入する】
それではまず、Pythonでリスト内の数値を小数点第2位で四捨五入する方法について解説していきます。
jupyter notebookなどの各開発環境を開いて、以下コードをコピペしましょう。
import random
# 小数点第2位で四捨五入する関数を定義
def shishagonyuu(list_ni_shite):
# 空のリストを用意
kekka_list = []
# リスト内の各数値を四捨五入
for suuchi in list_ni_shite:
kekka_list.append(round(suuchi, 2))
return kekka_list
# ランダムな数値を含むテスト用のリストを生成
test_list = [random.uniform(0, 10) for _ in range(10)]
# 関数を呼び出し、結果を表示
print(shishagonyuu(test_list))
このコードでは、まず`random.uniform`関数を使って0から10の範囲でランダムな小数点数を含むリストを生成しています。
その後、`round`関数を使用してリスト内の各数値を小数点第2位で四捨五入しています。
`round`関数の第一引数には四捨五入したい数値を、第二引数には小数点以下何桁で四捨五入するかを指定します。
この例では、リスト内の数値をすべて小数点第2位で四捨五入し、新たなリストとして結果を得ています。
【round関数】
Pythonで小数点第2位で切り捨てする方法【csvを読み込みA列2行目から最終行までの数値を切り捨てたものを、隣の列に出力し、別名で保存する方法】
続いては、Pythonでcsvファイルを読み込み、特定の列の数値を小数点第2位で切り捨てて、別の列に出力し、ファイルを別名で保存する方法について解説していきます。
jupyter notebookなどの各開発環境を開いて、以下コードをコピペしましょう。
import pandas as pd
import math
# CSVファイルを読み込み
df = pd.read_csv('sample.csv')
# 'A列'の数値を小数点第2位で切り捨て、'kiridashi_kekka'列に出力
df['kiridashi_kekka'] = df['A列'].apply(lambda x: math.floor(x * 100) / 100)
# CSVファイルとして別名で保存
df.to_csv('modified_sample.csv', index=False)
このコードでは、まず`pandas`ライブラリを用いてCSVファイルを読み込みます。
そして、`apply`メソッドと`math.floor`関数を組み合わせて、指定された列の数値を小数点第2位で切り捨てます。
切り捨てた結果は新しい列としてDataFrameに追加され、そのDataFrameは新しい名前でCSVファイルとして保存されます。
このプロセスにより、元のデータを変更せずに、必要な数値の処理を行い、結果を保存することができます。
【math.floor関数】
Pythonで小数点第2位に表示形式だけ変更する方法(見かけのみ)
最後に、Pythonでリスト内の数値を表示形式のみ(見かけ上)小数点第2位までに表示する方法について解説していきます。
jupyter notebookなどの各開発環境を開いて、以下コードをコピペしましょう。
# 小数点第2位だけを表示する関数を定義
def nishinme_hyouji(list_ni_shite):
# 空のリストを用意
hyouji_kekka = []
# リスト内の各数値をフォーマット
for suuchi in list_ni_shite:
hyouji_kekka.append("{:.2f}".format(suuchi))
return hyouji_kekka
# ランダムな数値を含むテスト用のリストを生成
test_list = [random.uniform(0, 10) for _ in range(10)]
# 関数を呼び出し、結果を表示
print(nishinme_hyouji(test_list))
このコードでは、`format`メソッドを使用して、リスト内の各数値を小数点第2位までの文字列としてフォーマットしています。
`”{:.2f}”.format(数値)`という構文を用いることで、指定された数値を小数点以下2桁までの文字列に変換し、それを新しいリストに追加しています。
この方法を使用することで、数値を直接四捨五入したり切り捨てたりすることなく、表示形式だけを変更することができます。
【formatメソッド】
まとめ
この記事では、Pythonを使用して小数点第2位で数値を四捨五入する方法、小数点第2位で数値を切り捨てる方法、について詳しく解説しました。
pythonをマスターしてさらに快適な生活を送っていきましょう。
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