科学的な解析を行う際に、よく読み方や意味がわからない記号に遭遇することがよくあります。
ただ、わからない表記をそのままにしておくとその意味を理解できなくなるので、各記号の意味や読み方について学んでおくといいです。
中でもここでは「記号のミューの読み方はローで、意味は粘度や摩擦係数を表すのか」「μの読み方や書き方」という基礎的な内容について解説していきます。
記号μの意味は1000000倍や粘度や抵抗率を表す。読み方はマイクロやミュー。単位は?
結論から言いますと記号μの意味や読み方は、状況に応じて変化します。
具体的には、単位のmやgなどの頭につく接頭語としてのμはマイクロと読み、その意味は1000000倍を表します。なお、慣用的なμの読みとしてはミクロンと呼ぶケースもあるといえます。
一方で、単位の接頭語でない物理や工学における記号としてのμの、読み方としてはミューであり、意味は粘度や摩擦係数(動摩擦係数や静止摩擦係数)を表しています。
粘度とはいわゆる材料における粘り度合いのことを指しており、この粘度が高いほど粘り気が高いのです。
一方で、摩擦係数としてのμはあら材料同士の接触面における摩擦の大きさを表す指標といえ、これが大きいほど摩擦が大きくなる傾向にあります。
なお、静止摩擦係数でも動摩擦係数でもこのギリシャ文字のμを使うことを理解しておくといいです。
μ(マイクロ、ミュー)の書き方は?
このように、様々な意味を表す記号としてギリシャ文字のμ(マイクロ、ミクロン、ミュー)が使用されるわけですが、その書き方も覚えておくといいです。
具体的にμの書き方はまず左下の飛び出ている線から書き始めます。
あとはローマ字のユー(u)と同じように、一筆書きで右に流していけば、μが書けるのです。
これが、ギリシャ文字のミュー(μ)の書き方といえます。
ギリシャ文字ではローに限らず、はみ出している線がいくつか含まれていることが多く、すが、基本的に最後に書くのですが、このμでは最初に書くことを理解しておくといいです。
まとめ 記号μの読み方はミューやマイクロ?意味は粘度や摩擦係数を表す?μの書き方は?【記号】
ここでは、科学分野でよく出てくる記号のμ(マイクロ、ミクロン、ミュー)の意味や、読み方、書き方について解説しました。
記号μの意味は状況に応じて変化し、単位の頭につく場合は1000000倍、物理などの記号として使う場合には粘度や摩擦係数を表します。
そして、単位の接頭語としてのμの読み方はマイクロもしくはミクロンであり、物理の記号として使用するケースではミューと表現します。なお、μの書き方はまず左端の飛び出している線の先端から書き始めます。
続いて、一筆書きで一気に右までいけばいいのです。英語のuと同じであることを理解しておくといいです。
書き方はμの意味が単位のμでも物理のμであっても同じです。
μ(マイクロ、ミクロン、ミュー)をはじめとしたギリシャ文字の扱いに慣れ、業務等に役立てていきましょう。
コメント